皆さんはベビーシッターやペットシッターという職業があるのをご存知でしょうか?
ベビーシッターは、家族に代わって子供のお世話をする仕事で、その家に出向き子供の慣れた環境でお世話をします。
そんなお子さんの世話をする仕事がベビーシッターというものに対し、ペットのお世話をする仕事をペットシッターと呼びます。
ここではペットシッターの仕事内容からどんなことをしてくれるのか、実際の依頼方法についてもご紹介します。
ペットシッターとは
ペットシッターは前述したようにペットのお世話をする専門家です。
家族が仕事で家を空ける間や旅行で家を留守にする間、家族に代わってペットの食事や散歩、ブラッシングなどの健康管理に至るまでお世話をします。
しかし残念ながらペットシッターの地位は日本ではまだ低く、先進国のアメリカなどに比べるとペットシッターよりもペットホテルという考え方が定着しているようです。
ペットホテルとペットシッターの違い
ペットシッターとペットホテルでは選ぶコースによってお世話の内容に大きく差がありますので一例をご紹介します。
ペットシッター | ペットホテル | |
---|---|---|
料金 | 1,000~5,000円/1頭 | 1,900~6,100円/1頭 |
部屋タイプ | ご自宅の好きな環境でOK | スーペリア、デラックス、スイート |
コース | 散歩のみ、1日1回、1日2回 | 一時預かり、日帰り、宿泊 |
食事 | コースによって異なる | 1日2回(朝、夕) |
散歩 | コース料金に含まれる | オプション約20分で1,000円 |
有料オプション | ・ドッグサロンへの送迎 ・動物病院への送迎 ・ドッグランへの出張 ・ドッグカフェへの出張 ・老犬介護 ・宅配の受取、郵便物の受取(応相談) ・花への水やり(応相談) | ・トリミング ・動物病院併設の場合は緊急時対応可 |
ペットホテルのメリットとデメリット
ペットシッターのメリットとデメリット
ペットシッターを選ぶコツ5選
ペットシッターには、個人経営のペットシッターと大手が経営しているペットシッターさんがいます。
シッティング内容やオプションサービスなどにも差があります。
ここでは選び方の一例を紹介しますので、ペットシッターを依頼する際の参考にしてみてください。
綿密な打ち合わせができるか確認しよう
初めてペットシッターを依頼するときは、自宅に一度訪問させていただき事前に打ち合わせを行います。
打ち合わせの席でカルテと同意書に記入し、シッティング内容や料金について説明を受け、相互で確認したのちに合鍵を渡すことになります。
ペットの命や合鍵を渡すことになるので、しっかりと打ち合わせのできるペットシッターさんを選びましょう。
ペットとの相性を確認しよう
打ち合わせの席にお世話をしてもらうペットを一緒に参加させるようにします。
犬や猫の場合は実際にシッティングしてもらう人との相性が重要です。
警戒していなければ問題はありませんが、威嚇していたり、噛みつこうとしている様子が見られた場合には打ち合わせを中断し、他のシッターさんに変更するか他のシッティングサービスに依頼するようにしましょう。
ホームページの有無や実績を確認しよう
ホームページはしっかりと作りこまれているか確認しましょう。
住所や動物取扱業登録番号、問い合わせの電話番号まで記載されているか確認することが大切です。
参考程度に口コミを利用するのも良いかもしれません。
あいまいで不明瞭な言い回しを使っていないかなど、情報の正確性は依頼するときの一番の判断材料になります。
依頼しようと考えているペットシッターさんがいる場合は、ホームページや口コミをまずは見てみましょう。
料金は適正か確認しよう
料金が格安すぎるペットシッターや逆に高すぎるペットシッターに依頼しようとしていませんか?
ペットシッターの価格差は、一般的にそこまで大きく差はないと言われています。
下記に一覧として参考価格を載せましたのでペットシッターを選ぶ際の参考料金として活用ください。
基本料金 | シッティング1日1回 | シッティング1日2回 | 散歩のみ |
---|---|---|---|
小型犬 | 2,000円~2,500円 | 3,000円~4,000円 | 1,000円~1,500円 |
中型犬 | 2,500円~3,000円 | 4,000円~5,000円 | 1,500円~2,000円 |
大型犬 | 3,000円~3,500円 | 5,000円~6,000円 | 1,700円~2,500円 |
猫(2匹まで) | 2,000円~2,500円 | 3,000円~3,500円 | - |
小動物 | 1,000円~1,500円 | 1,500円~2,000円 | - |
ペットシッター賠償責任保険に加入しているか確認しよう
一番大事なのが、このペットシッターの任意保険に加入しているかどうかです。
この任意保険は様々な団体でオリジナルの保険として扱っていることが多いです。
内容は大きく異なる部分はほとんどありません。
- 預けた犬が散歩中に人に噛みついてケガを負わせてしまった場合
- 散歩中他の犬と喧嘩になり、相手の犬にケガをさせてしまった場合
- 散歩中にケガをして、預かっているペットを動物病院に連れていった場合の医療費
- リードを引っかけてバイクや自転車などを転倒させてしまい賠償が発生した場合
- 室内でお世話をしていて、シッターが誤って家具などを壊してしまった場合
- 飼い主より預かった鍵を紛失、破損により鍵交換が必要となった場合
こういった不慮の事故や、シッターの不注意による保証がついているシッターを選ぶのが何より大切です。
この保証制度に加入していないシッターでも賠償責任請求をすることは可能ですが、シッターが事前に賠償責任保険に加入しているほど安心なものはありません。
ペットシッターに関するよくある9つの質問
ペットシッターを利用する際に皆さんがよく質問する内容をまとめました。
ペットシッター各社によって取り決めがありますので、事前に必ず確認してからお願いをするようにしましょう。