皆さんは暑い夏の愛犬対策はどうされていますか?
エアコンを24時間つけっぱなしにしたり、冷感マットなどを使用していますでしょうか?
エアコンや冷却マットなどを使用していたとしても熱中症にかかるリスクはあります。
犬は暑さに弱い動物です。
パンティングをしながら熱を外に放出していても、人間が想像している以上に暑さを感じている可能性があります。
ここでは室外での暑さの対処方法と、室内での暑さの対処方法をご紹介していきます。
パンティングとは、犬が体温調整のために口を開けて、早く浅く呼吸することです。
室外での暑さ対策
室外で生活をしている犬の暑さ対策には、とにかく直射日光を避ける対策が必要となってきます。
次の3つの対策をまずは検討してみましょう。
- 日よけを設置
- いつでも飲める水飲み場
- 水遊び場
それぞれを詳しく見ていきましょう。
日よけを設置
すだれやグリーンカーテンなどを設置してあげると良いです。
日陰を作ってあげるだけでも5℃ほど気温が下がると言われています。
日よけの無い場所と比べ、直射日光で皮膚が焼けてしまうのを防ぎ、熱い地面の上で肉球をやけどすることも防ぐことができます。
いつでも飲める水飲み場
犬が脱水症状を起こしてしまうのは大変危険です。
いつでも飲める水飲み場を確保してあげましょう。
また水も日向に放置しておくとお湯になってしまいますので、日陰に水飲み場を作り、できるだけ冷たい水が飲めるようにしてあげましょう。
頻繁に水を変えることができない場合は、水の入った器を複数個用意しておくもの良いです。
水遊び場
犬の足先を濡らすだけでも体温を下げる効果があります。
犬用のプールを用意してあげると良いでしょう。
小型犬であれば、たらいの中に水を張ってあるだけでも問題ありません。
犬自身が好きなタイミングで水浴びができるよう設置しておくのがベストです。
室内での暑さ対策
室内で過ごす場合にはエアコンは必須です。
次の3つの対策をまずは検討してみましょう。
- エアコン(24時間フル稼働)
- いつでも飲める水飲み場
- 冷感マットなど体を冷やせるグッズを使ってみよう
それぞれを詳しく見ていきましょう。
エアコンは24時間フル稼働
電気代は気になるところですが、エアコンは24時間フル稼働ができるのが理想です。
飼い主さんが仕事や買い物で留守中の時などは、数時間エアコンを止めてしまうと室内は蒸し風呂状態になってしまい、熱中症や体調不良を引き起こす危険があります。
また最近では人間の動きを感知して作動するエアコンもあり、犬だけになってしまうと止まってしまうこともありますので、常時作動できるタイプや設定ができるものが好ましいです。
エアコンを効かせ過ぎず上手に常時稼働させましょう。
いつでも飲める水飲み場
エアコンの効いてる涼しい室内にいても脱水症状や熱中症は起こります。
その原因は水分不足が一番の要因とも考えられますので、室内でも必ず水をいつでも飲める場所に置いておきましょう。
冷感マットなど体を冷やせるグッズを使ってみよう
最近ペットショップやネット通販でも多種多様な冷感グッズが販売されています。
エアコンでは体温を下げることができないので、直接的に腹部を冷やせる冷感マットなどは犬にとって最適なグッズです。
ひんやりするポリエステルなどの素材からアルミ素材まで様々なものが販売されていますので愛犬の大きさや好みに合わせたものを選ぶと良いでしょう。
夏の暑さで起こる病気や症状
暑さから熱中症になることが非常に多いです。
症状としては高体温になり脱水症状が見られます。
犬は体全体で汗をかくことができません。
体温測定が可能であれば40℃を超える体温の場合、熱中症初期症状とも考えられますので、すぐに日陰や室内の涼しい場所に移動しましょう。
嘔吐や下痢などを併発している場合には迷わず動物病院に連れていきましょう。