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愛犬の肥満の予防方法とダイエット方法

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犬の適正体重を維持するのに最も大切なのは「適度な運動」と「食事管理」です。

犬にはボディコンディションスコアという体型の指標を表す表が存在します。

犬が肥満であるかをチェックする際に用いられ、肋骨やウエストのくびれなどを見て判断します。

この記事では肥満になる原因から肥満対策やダイエット方法までお伝えしていきます。

目次

犬が太ってしまうのはなぜ?

愛犬が太ってしまうのは、食事などから摂取するエネルギーが消費するエネルギーより多いことが一番の理由と考えられます。

日々の運動不足や高カロリーな食べ物(または人間の食べ物)の与えすぎ、おやつの過剰摂取、ドッグフードの適正量を超えた給餌といったことに思い当たることはないでしょうか?

他にも、避妊や去勢の手術を行ったことでホルモンバランスの影響を受け、ドッグフードの適正量を守っていても太っていくといった理由もあります。

肥満になりやすい犬種や肥満になりやすい体質なども関係してくるので、愛犬の情報や個体特徴について考えてみるもの良いと思います。

肥満が原因で起こる、特に気を付けたい3つの病気と症状

肥満が原因で起こる病気には、特に次の3つの病気が多く起こるとされています。

  1. 副腎皮質機能亢進症
  2. 甲状腺機能低下症
  3. シュウ酸カルシウム尿路結石

これらの病気や症状を詳しく見ていきましょう。

副腎皮質機能亢進症

副腎脂質機能亢進症は、クッシング症候群とも呼ばれることがあり、免疫力が低下するため皮膚炎や膀胱炎などにかかりやすくなります。

いつもより水をよく飲むようになったり、呼吸が平常時でも早くなる様子が見られたら注意です。

他にも脱毛や皮膚が黒ずんでいるような症状が出ることもあります。

糖尿病も併発することがありますので、治療が遅くなると命にかかわる可能性もでてきます。

甲状腺機能低下症

免疫機能の異常によって自身の免疫システムが甲状腺を破壊してしまうことで起こる病気です。

甲状腺のホルモン分泌が少なくなるので、肥満以外の症状として元気が無くなったり、脱毛や寒がる様子などが見られます。

この甲状腺機能低下症は、副腎脂質機能亢進症の影響で引き起こされる場合もあります。

シュウ酸カルシウム尿路結石

尿に含まれている、リンやカルシウムなどのミネラル成分が酸性に傾き結晶化することでシュウ酸カルシウム結石になります。

おしっこをするときに痛がる様子や、何度もトイレを催す行動が見られます。

肥満を防ぐ2つのポイント

肥満対策は、大きく分けて2つの方法に絞ることができます。

  1. 消費カロリーを増やす
  2. 摂取カロリーを減らす

それぞれ詳しく見ていきましょう。

消費カロリーを増やす

消費カロリーを増やすには、とにかく運動することが大切です。

小型犬、中型犬、大型犬など犬の種類によっても一日に必要な運動量は違いますので、次の表を参考に運動してみてください。

出典:https://www.koinuno-heya.com/sanpo/walk.html(子犬のへや)

よく小型犬は室内でも飼えるし、散歩は頻繁には必要ないと思っていらっしゃる方がいますが、それは間違いです!

家の中での運動は、外での運動量よりもはるかに少ないため、可能な限り毎日散歩に出ることが必要です。

また中型犬や大型犬は、毎日の散歩が必須になります。

最低でも1日2回、1回1時間程度の散歩が理想とされています。

ドッグラン使うのもおすすめです。

ドッグランは全ての犬種に有効で、犬同士で走ったり、じゃれ合ったりすることで、消費カロリーは格段に増えることでしょう。

ただし関節に疾患を患っている犬は、散歩やドッグランによる運動や負荷のかけ過ぎは危険ですので注意が必要です。

そのような場合は、犬専用のプールを使って運動させるのが良いでしょう。

消費カロリーを増やすためには運動が一番ですので、愛犬の体調をよく観察して適度に運動させましょう。

接取カロリーを減らす

おやつを与えすぎていませんか?

ドッグフードの量は適正量ですか?

これらが適正量でない場合、犬はどんどん太ってしまいます。

しつけやコミュニケーションなどでおやつを与える機会があると思いますが、1日に与えて良い量をしっかりと把握している飼い主さんは少ないようです。

だからこそ、しっかりと1日に与える量を把握して、必要以上のカロリー接取をさせない工夫が大切です。

まずおやつですが、どうしても与えなくてはいけない場合は、高カロリーの物を避け、低カロリーのものを与えましょう。

犬はドッグフード(総合栄養食)と水があれば健康的に生きていくことが可能で、おやつは贅沢品にあたります。

おやつを与える場合は、毎日与えても良い分をジップロックなどに分けておき、その袋から与えるようにしてそれ以上は与えない、など徹底した管理を家族全員で共有しましょう。

飼い主さんとできる愛犬のダイエット方法

飼い主さんが愛犬にしてあげられるダイエット方法はいろいろありますが、そのなかでも取り組みやすく続けやすいダイエット方法を3つご紹介します。

  1. 愛犬の食事やおやつを制限する
  2. 愛犬をドッグランなど、犬が自由に走れる場所に連れていく
  3. 家の中や屋外で放し飼いにする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

愛犬の食事やおやつを制限する

愛犬の食事制限は飼い主さんしかできないことで、飼い主さんが制限しなければ愛犬は太るばかりです。

犬の食事制限は、人間のようにカロリーを計算して、野菜を増やして低タンパク質食を中心とした食事に…といった徹底的な食事制限ではんなく、まずはドッグフードの量を気持ち減らしてあげることから始めましょう。

減らし過ぎも禁物なため、毎食150g与えている子の場合は140gにする程度に調整してみるのが良いかと思います。

急に減らさずゆっくりと調整しながら、体重やボディコンディションスコアが標準になるまで減量できた食事量を続けるのがよいでしょう。

またおやつは低カロリーなおやつに切り替えましょう。

おやつでコマンドをしたり、しつけをするのに使うため、おやつを減らすことは難しいかと思いますので、低カロリータイプのおやつを選ぶのがポイントです。

Alfred

食事制限をしている間は、体重の変化に常に注意しておきましょう。

愛犬をドッグランなど、犬が自由に走れる場所に連れていく

ドッグランとは、犬が広い土地を好きなように思いっきり走れるような施設のことです。

最近では無料のドッグランに加え、様々なアジリティや空調も整備されている有料のドッグランなどもあります。

毎日の散歩だけでは、飼い主さんの体力や時間に限界があるため、思いっきり走らせてあげることができないことの方が多いかと思います。

ドッグランなど犬が自由に走り回れる施設を利用することで減量の期待ができるでしょう。

家の中や屋外で放し飼いにする

放し飼いにはマンションや集合住宅などの飼育環境にもよりますが、ずっとケージの中にいるより家の中や屋外など普段の日常生活の中でも歩き回れるスペースがあることは、犬の健康維持やストレスを溜めない重要な役割を果たします。

ケージの中にいることで必要以上に給水ボトルから水を飲んでしまい頻尿になってしまったり、水太りになってしまう可能性も否めません。

そういった問題行動からくる肥満を防ぐためにも、可能な限り日常生活でも自由に歩き回れる空間を確保するのも大切です。

体重計に乗る犬

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