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災害時の犬の避難について考えよう

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犬を飼われている方が意外と対策をしていないのが災害時の備えです。

人間は災害を想定した訓練や防災グッズを買い揃えていますが、愛犬の災害用アイテムは揃えていますでしょうか?

実はペット用品は災害時に届く支援物資の中でも遅く届き、ペット用品の優先度はとても低いです。

被災地では、ペット用品の支援が1週間ないことも少なくありません。

ぜひこれを機に愛犬の災害時の対策にも取り組んでみてください。

目次

かわりつつある災害時の犬の扱われ方

災害時は、飼い主さんとペットは一緒に「同行避難」を行います。

同行避難とは、2011年の東日本大震災の時、飼い主さんと一緒に逃げることが出きずに放浪状態となるペットが続出したことで、環境省が2013年に「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を作成した際にできた言葉です。

同行避難は、避難時にペットと一緒に避難することであり、避難所において同室で生活を保障されるものではないことを覚えておきましょう。

盲導犬や聴導犬、介護犬は「同伴避難」というものが認められており、避難先でも飼い主さんの近くで避難生活が送ることが可能ですが、一般の家庭にいるペットとして飼われている犬や猫は同行避難をしても、避難所では各自治体が定めている方法で飼い主さんとペットは別々の生活を送ることになります。

最近ではペット受け入れ可能な避難所も多いため、災害が起きた際は、迷わず近くの避難所に一緒に逃げ込むのが先決と言われています。

また災害の程度にもよりますが、二次災害の危険などがなく、自宅にペットを残すことができる場合、お世話のために定期的に通うという選択肢もあります。

備えておきたい愛犬用の防災アイテム

もし災害が起こった場合、人間の物資が優先されて届くため、どうしてもペット用品は後回しになってしまいます。

交通網が遮断され、足場の悪いような被災地では、人間の物資さえ届くのに時間がかかるようであればなおさらです。

物資が届かない間も人間と同じように犬もお腹は減りますし、排泄もします。

飼い主さんが犬用の災害グッズを持参することで、ペット用品の物資の遅れがあっても食つなぐことができます。

災害時に必要なペット用品(持ち出す備蓄品)の優先順位をつけてまとめましたのでぜひ参考にしてください。

災害が発生したら3つの手順で焦らず避難所へ行こう

STEP
災害が発生したら落ち着いて行動しましょう

災害が発生した時は、まずは飼い主さんの身の安全を第一に考え、その後落ち着いてペットの安全確保を考えます。

飼い主さんの焦りはペットも感じ取ることができるため、この時ペットもパニックになりやすいので気を付けましょう。

犬が脱走しないように安全な場所でリードを付け、リュックや防災品を準備して逃げる体制を整えます。

STEP
災害が落ち着いたら避難所へ向かいましょう

災害が一旦落ち着くと防災アラームが流れ避難指示の連絡があります。

この時も急いで避難所に行こうとせず、まずは身の回りに危険物が落ちていないか確認してから行動を起こすようにします。

近所でペットを飼っている人がいる場合は避難所に一緒に避難しても良いでしょう。

避難所へ向かう途中にペットとはぐれてしまった場合は、無理に探そうとせず飼い主さんだけでも避難所を目指しましょう。

避難所についた際に動物担当の方や警察の方に届け出を行うことができます。

STEP
避難所でのペットの飼育管理は飼い主さんの責任になります

避難所についてからは自治体の方の指示に従いましょう。

ペットは別室を案内されるか、車で避難してきた場合は、一時車の中で待機という指示があるかもしれません。

やむを得ずペットを自宅に置いて避難してきた場合は、避難所にいる動物担当の方に相談するようにしてください。

避難所には様々な人が集まり共同生活になります。

動物が苦手な方や動物アレルギーの方もいるということを意識して生活しなければなりません。

避難所でのペットの飼育管理は飼い主の責任となりますので、排泄や鳴き声など他の人に迷惑が掛からないよう日頃のしつけをしっかりと行っておきましょう。

今からできる4つの災害対策

地震や水害などあらゆる災害はいつ襲ってくるのかわかりません。

災害が起きてから準備するのでは遅すぎるため、飼い主さんの防災グッズを揃えるのと同じようにペット用の防災グッズも一緒に揃えましょう。

また、対策やシュミレーションを行うことで実際に災害が発生した場合、迅速に行動することができます。

飼い主さんが焦ることのないように避難経路の確認などをしておくと良いでしょう。

基本的なペットのしつけ

ただでさえ避難所生活はストレスが溜まりますが、一緒に非難した誰かのペットが吠え続けたりすると、さらにストレスは溜まることでしょう。

避難したペットの態度が発端となりトラブルに発展することも少なくありませんので、無駄吠えや噛みつき、待てやお座りなど基本的なしつけは済ませておきましょう。

マイクロチップの埋め込み

マイクロチップとは円筒形の電子標識器具で、犬の体に埋め込みます。

15桁の数字がマイクロチップに記録されており、この番号を読み取ることで個体識別が可能になります。

飼い主さんを早く見つけ出すための大事な必須ツールです。

災害時に飼い主さんとペットがはぐれてしまうケースがありますが、マイクロチップを埋め込んでおくことで早期に飼い主さんのもとへ犬を還すことができるため、まだ埋め込んでいないようであれば、この機会にマイクロチップの埋め込みを検討しましょう。

ペット用防災グッズの定期点検

首輪やリード、ケージなど避難に使う道具は定期的に点検を行いましょう。

避難所では不特定多数の人との共存生活となり、その中にはペットが苦手な人も少なくありません。

そんな中でもペットを家族だと思っている人のために文句を言わず避難所生活を共にしてくれます。

ペットを連れ込む責任が私たち飼い主にはありますので、そういった思いをしている人に迷惑をかけないためにも首輪やリードが劣化して壊れていないか、ケージは錆びていないかなどしっかりと定期的に点検を行うことが大切です。

避難所や避難ルートの確認

大がかりな避難訓練は必要ありませんが、シミュレーションくらい行っても良いかと思われます。

避難所の所在地、避難所までの所要時間、看板や電信柱などの落下物がありそうな危険な場所の確認、避難経路が土砂崩れなどで絶たれてしまった場合の迂回路などをチェックしておくことで、万が一の時に焦ることなく、より安全に避難することが可能になります。

避難先で隔離された犬

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