うちの犬、最近ちょっと反抗的かも。
もしかしてこれって犬の思春期なの?
犬に思春期なんてあるのかな?人間とは違うし・・・
など、愛犬の態度に疑問をお持ちの飼い主さんは意外と多いと思います。
犬にも人間のように本当に思春期や反抗期があるのでしょうか?
答えは、犬にも思春期や反抗期はちゃんとあります。
すでに愛犬の反抗的な態度や問題行動にお悩みの飼い主さんには、犬の思春期や反抗期の説明と対処法などをご説明します。
犬の思春期や反抗期ってどういうこと?
犬の思春期は、犬の成長期に見られ、生後3ヶ月~1歳半頃までの「パピー期」と呼ばれる子犬の時期に見られるのが犬の思春期となります。
一方、思春期特有の反抗期は、一般的に「しつけの時期」に見られる反抗的な態度や問題行動を指し、生後3ヶ月~2歳頃までの時期に見られるます。
ですが、反抗期は犬の持つ本来の習性から「一生続くこともある」と言われています。
犬の反抗期は一生続く?
それは、犬の持つ本来の習性「群れで行動する」という本能が所以となっています。
群れには「群れのリーダー」が存在します。
群れのリーダーは「群れの中で一番強くて頼りになるもの」が選ばれますが、人間と犬との共生において犬のリーダーは飼い主さんになります。
犬はときどき飼い主さんがちゃんとしたリーダーでいてくれているのかを試すように、いたずらや言う事を聞かないなどといった反抗的な行動をします。
犬が元気なうちは飼い主さんを試し続けることから、犬の反抗期は一生続くことがあると言われているのです。
群れで行動する本能を持つ犬は「リーダーがいないと不安になってしまう生き物」だという事を理解しましょう。
飼い主さんを試すように気を引くのは、ちゃんとリーダーでいてくれているか?という犬からのメッセージです。
あまりにも反抗的な態度(問題行動)が続くときは、もしかしたら愛犬のために割く時間が不足していてるのかもしれません。
頭ごなしに怒ったり、矯正しようとするのではなく、一度、自分の愛犬との生活や行動を振り返ってみてはいかがでしょうか。
犬の思春期や反抗期に対する対処法4点
パピー期やしつけの時期に見られる思春期や反抗期への愛犬への接し方として押さえておきたいポイントを4つご紹介します。
愛犬のために時間は惜しまず向き合いましょう!
どんなに忙しくても、どれだけ疲れていても、愛犬のための時間はできるだけ毎日作ってあげましょう。
犬を飼う上で基本であり大事なことです。
普段から、愛犬のために時間をしっかりと割けているのか振り返ってみましょう。
しつけは焦らずじっくりと時間をかけましょう!
犬は、1度や2度しつけしたくらいではすぐに覚えることはできません。
何度も繰り返ししつけをすることで、少しずつ自信となって覚えていきます。
「もう1週間もしつけているのにまったく覚えてくれない・・・」などと思って諦めたりぜず、半年くらいは一緒に勉強するつもりでしつけに取り組んでみましょう。
長い目で温かく見守ってあげるのも飼い主さんの役目です。
褒めることを忘れずに、失敗しても手は上げないこと!
人間も叱られてばかりだとやる気を失うのと同じで、犬もやる気を失います。
特に犬は感情を読むことが得意なため、飼い主さんが怒っていることを察知したら信頼を寄せ続けるのは難しく、ただただ辛い日々と感じることでしょう。
ですので、できなかったことができた時は必ず褒めることが大切です。
大袈裟なくらい褒めてあげてください。
当たり前のことですが、失敗したり叱るときに手を上げるのは絶対にやめてください。
アイコンタクトが取れるようにしましょう!
愛犬とのアイコンタクトは、意思疎通を図るために非常に重要です。
愛犬を見つめると目を逸らすことがありますが、これは「あなたとはケンカしたくありません」という愛犬の意思表示です。
犬や猫にとって、相手と正面から目を合わせ続けるというのは「これからケンカをするぞ」という意思表示になります。
ですが、愛犬はいつも飼い主さんが何をしているのかを見ているのをお気づきでしょうか?
犬の方からアイコンタクトを取ろうとしてくれているはずです。
飼い主さんを見ていることに気付いたときは、目を合わせて愛犬とアイコンタクトを取るようにしましょう。
散歩中に不安になって飼い主さんを見上げたら「大丈夫だよ!」と目で合図してあげましょう。
アイコンタクトは、しつけに役立ちます。
しっかりと目と目を合わせて意思疎通ができるようになりましょう。
犬に思春期や反抗期はあるの?のまとめ
人間の思春期や反抗期とは意味合いの違う、犬の思春期や反抗期について犬の習性や本能から紐解いてみましたがいかがでしたでしょうか?
また、反抗期に対する対処ポイントについてもご紹介しましたが、愛犬の反抗的な態度や問題行動を感じたら、まずは愛犬との暮らしぶりを振り返ってみましょう。
飼い主さんを信頼したいと思い、飼い主さんを愛しているという愛犬からの思いの表れだと思われます。