ドッグランなどでほかの犬にマウンティングしてしまい、困っている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
マウンティングの行為は、必ずしも子孫を残すという目的だけではありません。
他の犬と遊ばせるときに、マウンティングを気にしながら遊ばせるのは気が引けます。
そこで、愛犬のマウンティングをやめさせるしつけ方をご紹介します。
なぜマウンティングをしてしまうのか
犬がマウンティングしてしまう理由は様々で、マウンティングしてしまう対象も犬だけでなく、飼い主さんなどの人に対してマウンティングする犬もいます。
- 上下関係を明確にしたい時
- 楽しすぎて興奮した時
- 独占欲
- ストレス発散
- 飼い主さんが喜ぶ(ように見える)から
- 成長過程 ※子犬の場合
このような理由が考えられます。
エスカレートすると飼い主さんの言う事を聞かなくなってしまい、異常行動などが出てきてしまうためやめさせた方が良いでしょう。
子犬の成長過程では、他の犬とじゃれ合ったり社会性を学ぶために必要な行動になりますので、やめさせることは不要です。
- 遊びたい時
- 飼い主さんをなめている
このような理由が考えられます。
飼い主さんや他の人にマウンティングをする行為は、犬が自分の方が序列が上だと思っている可能性が高いため、早急に改善した方が良いでしょう。
マウンティングをなおすしつけ方
マウンティングをなおすためには、まず愛犬と飼い主さんの信頼関係が必要となります。
しつけや命令コマンドを介して、飼い主さんが主導権を握るような主従関係が成り立つ生活を心がけましょう。
コマンドをしっかりと聞く犬であれば「ダメ!」という停止コマンドを徹底することで、相手にマウントを仕掛けた際に、即座に「ダメ!」とコマンドを発することでその行動を止めれるようになります。
マウンティングをやめたら、やめたことに対して褒めてくださいね。
その他にも、去勢することでマウンティング行為をやめる犬もいます。
去勢後にマウンティング行為が自然になくなる犬はごく一部ですので、できるだけしつけでマウンティングしなくなるような努力が必要です。
愛犬と一緒に遊んであげたり、散歩に出かけてストレスを発散させてあげることで、マウンティングの回数を減らすことができます。
マウンティングによるデメリット
- 吠えることが多くなってしまう
- 噛みつくこと力強くなったり、噛みつく回数が多くなってしまう
- ドッグランなどので他の犬との交流ができなくなってしまう
- 飼い主さんとの信頼関係が崩れてしまう
- 他の犬や人にケガを負わせてしまう危険性
このようなデメリットが考えられます。
飼い主さんの言う事を聞かなくなるので、本能のままに行動することが多くなり、要求吠えや無駄吠え、すべてのものに噛みつく癖が出てきたりと良い事は何一つありません。
いつマウンティングをしてしまうかと気が気でなく、ドッグランなどで遊ばせてあげることも簡単にはできなくなります。
また、吠え癖や噛みつき癖が強くなると自分のほうが優位に立っていると考えるため、他の犬や人に対して飛びつき癖が起こる場合もあります。
その際に他の犬や人を怪我させてしまう危険もありますので、絶対にマウンティングによる飛びつく行為だけは避けなければなりません。