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コロナ禍での愛犬との向き合い方

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コロナ禍では、できるだけ人との接触を避けながら生活する時間が増え、仕事も自宅で行うリモート業務が推奨されたことなどから、自宅で過ごす時間が多くなり、ペットを飼う人がとても多く見られるようになりました。

ペットを飼う人の増加に比例して、生体価格も高騰しており「ペットブーム」と呼ばれるほど2020年からペットを飼う人が増え続けています。

ライフスタイルなどが大きく様変わりするに伴い、愛犬と過ごす時間が増えましたが、愛犬との生活に変化はないでしょうか?

ライフスタイルを強制的に変えなくてはいけなくなったコロナ禍で、飼い主さんはペットに対してどのように変化していく必要があるのでしょうか。

ここでは新たに愛犬を迎えた方から、在宅ワークなどで愛犬とかかわる時間が増えた飼い主さんに、コロナ禍での愛犬との過ごし方やコロナを乗り越えた時の愛犬との過ごし方について紹介したいと思います。

コロナ禍での在宅時間が多くなったことによる、一時のさみしさでペットを飼うことなどが無いように命の尊さや大切さを改めて考えるきっかけにもなればと思います。

目次

なぜコロナ禍でペットを飼う人が増えたのか

「人と関わる機会がなくなってさみしいので犬を飼いたい」

「在宅時間が増え、犬を飼える時間が作れるようになったから」

「子供が退屈していたり隙間時間を埋める暇つぶしになると思ったから」という声が多く聞かれます。

在宅授業などで子供たちが家の中で過ごす時間が多くなったことが一番の理由と考えられます。

犬とコロナウイルスの4つの疑問

なかなか聞けない犬に及ぼすコロナウイルスの影響や、飼い主さんから愛犬にコロナウイルスが感染するかなど、よくある疑問や不安を厚生労働省から出されているQ&Aをもとに触れていきます。

新型コロナウイルスは人から犬に感染するのか

答えは・・・「YES!人から犬に感染します」

これまでにコロナに感染した人から犬に感染するというケースは数例報告されています。

感染経路がしっかりと判明しており、飛沫感染や接触感染で感染することがわかっています。

感染した飼い主さんが気を付けることで犬への感染は極限に抑えることが可能です。

犬が感染するとどのような症状が出るのか

答えは・・・「今のところ、どんな症状が出るのかわかりません」

今のところ現在流行しているコロナウイルスが、犬にどのような影響を及ぼすのかは明確には特定されていません。

犬には人間のコロナウイルスが流行する前から「犬コロナウイルス」というものが存在しており、犬コロナウイルスでは消化管に感染することで下痢や嘔吐の症状を起こすことが報告されています。

犬から人に感染することはあるのか

答えは・・・「今のところ、犬から人へ感染した報告はありません」

今のところ犬から人にコロナウイルスが感染するというケースは報告がありません。

しかし犬から人に感染する人獣共通感染症というものがあります。

人獣共通感染症は様々なルートを介して感染するため、コロナウイルスにかかわらず犬を触った後は必ず手洗いやうがいを徹底するようにしましょう。

コロナ感染が怖くて狂犬病のワクチンを打ちに行けないです

本来であれば狂犬病ワクチンは4月1日から6月30日までに接種を終わらせる必要があります。

しかし、コロナ禍における「まん延防止措置」などの関係で6月30日までに接種できなかった場合は、7月以降も接種できるように期間が延長されていますので、様子を見ながら接種するのが良いかと思われます。

コロナ禍から普段の日常に戻った時に考えられること

ワクチンの普及も拡大され、街にも少しずつ人の流れや活気が戻りはじめたように感じます。

コロナ禍で飼われはじめたペットは、日常を取り戻そうとしているこの先どのようになってしまうのか、筆者の調べや、筆者目線で思うことをここで紹介させていただきます。

ペットの飼育放棄が急増してしまうのではないか

コロナ禍で在宅時間が増え、2020年は、新しく飼われた犬と猫の数がここ5年で最多でした。(一般財団法人ペットフード協会調べ)

しかし、すぐにペットを手放す人も少なくなく、保護団体に預けられる犬の数はコロナ前のおよそ5倍にもなっています。

早い人では、犬を飼い始めてから2日や1週間ほどで手放してしまう人もいると保護団体の方は仰っています。

また、犬を飼うことへの知識が乏しいまま家族に迎えたために、しっかりとしたしつけや世話ができず、手に負えないという相談から引き取ることになるようなケースも増えているようです。

このことを考えると、コロナが落ちつく頃には日常に戻り始めることから、在宅時間が少なくなるでしょう。

家にいる時間が少なくなることで、犬のしつけや散歩にかける時間が減り、飼育放棄が増えることが予想されます。

このことを受けペットショップでは子犬の購入時にしつけや避妊去勢の案内だけでなく、終生飼養のためにはいくらくらいお金がかかるのか、1日に何時間は犬のための時間を作るべきなのか、引っ越しの予定が無いか、子供の進学で忙しくなることが無いかなど、犬を手放すことが本当に無いかということを必ず確認するようになりました。

今までの販売方法とは異なり、保険の説明やお金の説明を詳しく行うことで飼育放棄をしないよう購入時から対策されていることがわかります。

飼い主さんは、ライフスタイルが変わることも想定しておく必要があるでしょう。

動物愛護団体や自治体、動物病院が行っている3つのこと

コロナ収束後の飼育放棄が少しでもなくなるように動物愛護団体や自治体は早めの行動をとっています。

自治体によっては私たちが参加することで、そういった活動を広めることもできる活動などもあります。

実際にどんな活動を行っているのかを見ていきましょう。

オンライン譲渡会の実施

オンライン譲渡会では、子犬や子猫の譲渡はもちろん老犬やハンデのある子なども紹介されています。

人との接触によるコロナウイルスの感染を心配することなく参加できる譲渡会は、今どきの最適な譲渡会のあり方なのではないでしょうか。

しつけがまだまだ足りず、性格もわからない小さな犬猫から、ある程度しつけされた飼いやすい老犬や老猫など、皆さんのライフスタイルに最適な犬猫を飼ってみてはいかがでしょうか。

オンラインによるしつけ教室の開催

新しい家族に迎えたのも束の間、飼育放棄されてしまい、新たな飼い主さんが見つからないなんて悲しいことが起きないように、責任をもって飼える飼い主さんを育てるための活動を行っています。

具体的な内容は各動物愛護団体などにより異なりますが、次のような教室や講座が開催されています。

  • 「もう飼えない」と相談に来た人の相談とアドバイス
  • オンライン通話などを利用して日頃のしつけに悩む飼い主にアドバイス
  • 感染対策を徹底した完全予約制の定期的なしつけ教室の開催

上記のようなコロナ禍でもできる様々なしつけ教室を開催しています。

動物病院での保護活動

動物愛護団体や自治体だけでは犬を保護するスペースに限りがあります。

最近では、保護活動や里親募集を行っている動物病院が増えてきました。

動物病院内で預かり、掲示板などで里親を探すといった方法です。

動物病院には、定期的に不特定多数の人が出入りし、もともと犬や猫をペットとして飼っている人が来院します。

そのため里親募集の張り紙を見て知人を紹介してくれるケースなども多く、動物病院での保護犬や保護猫は譲渡先が見つかりやすいようです。

飼い主に寄り添う犬

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