猫の体によいとされる果物も与えすぎると消化できず嘔吐や下痢の原因になってしまうため、与える量は適量を心がけましょう。
さらに果物なら何でも食べて良いというわけではないため、食べても良い果物と食べてはいけない果物を理解することが重要です。
猫が食べても良い果物5選
多くの果物は水分が豊富で猫の水分補給にとても効果的です。
夏の熱中症や夏バテを防ぐ効果もあるので様々な場面で役に立ちますので、食べても良い果物を覚えておきましょう。
- りんご
- 梨
- バナナ
- メロン
- スイカ
りんご
りんごはビタミンCや食物繊維、カルシウム、リン酸が含まれています。
りんごに含まれている成分には便秘解消や尿決勝の予防効果がありぜひ積極的に与えてほしいです。
しかし、リンゴのためにはシアン化物などの中毒成分が含まれている可能性があります。
種に近い部分を与えないようになるべく皮や果肉部分を選んで与えるようにしましょう。
皮を与える際は農薬が付着していることがあるのでなるべく無農薬のりんごを選ぶかきちんと洗ってから与えるようにするのがおすすめです。
梨
梨は水分量が豊富です。
そのため夏の暑い時期に水分補給や夏バテ防止効果があります。
食物繊維も豊富なため便秘解消にもおすすめです。
しかし水分量が多い反面、与えすぎてしまうと下痢を引き起こしてしまう恐れがあります。
与えすぎには注意し、りんご同様種は取り除いて与えるようにしましょう。
バナナ
バナナも食物繊維が多く含まれています。
しかしバナナはカロリーが高く与えすぎは肥満や糖尿病の原因になってしまいます。
おやつ程度の少量に抑えるように心がけてください。
メロン
メロンには様々な成分が含まれています。
食物繊維、ビタミンB6、ナイアシン、養蚕、ビタミンA、ビタミンC、カリウムなどが含まれ低カロリーで、水分量も多く含まれているのでダイエットに効果的です。
しかしメロンは固いためそのまま誤飲して飲み込んでしまうと胃腸炎を起こしてしまったり消化管を傷つけてしまう危険があるので注意が必要です。
スイカ
スイカは猫にとってとても良い栄養素が備わっています。
水分量が豊富なうえにビタミンやミネラルが豊富で、固さも固すぎず食感も猫が一番食べやすい形状とも言えます。
低カロリーでダイエット効果もありますが、水分量が豊富なためあまり多く食べ過ぎてしまうと下痢を引き起こしてしまうため量には気を付けながら与えるのが大切です。
ほかにも桃、クランベリー、いちごなども与えてもいい果物です。
上記に挙げたすべての食べ物は与えても良いですが、食べ過ぎはよくありませんので少量で与えるようにしましょう。
猫が食べると危険な果物4選
- アボカド
- マンゴー
- イチジク
- ぶどう
アボカド
良く野菜に間違われやすいですが果物の仲間です。
アボカドにはアボカドの成分ペルジンという成分が含まれています。
このペルジンという成分を体の中に取り入れてしまうと、下痢や嘔吐のほかに呼吸不全や消化不良を起こす危険があります。
柔らかく与えても問題のなさそうな見た目をしており、海外のキャットフードでアボカドが入っているものがありますがこれは使われているアボカドの種類が違います。
アボカドは実は千種類以上の種類があるそうです。
日本で多く売られているアボカドは有害成分が多く海外のものはそうでないものも多く出回っているため海外のキャットフードにはそういったものが使用されています。
マンゴー
マンゴーは人でもアレルギーを起こしやすい果物です。
猫が口にした場合でも唇や口内にかゆみや炎症を起こすことがありますので与えないほうが良いです。
イチジク
イチジクには皮や葉、果肉すべてに中毒を引き起こす成分が含まれています。
食べてしまうと口の中で炎症を起こしたり嘔吐してしまうこともあり、さらに悪化すると皮膚炎を引き起こすことがあります。
絶対に与えないように気を付けてください。
ぶどう
ぶどうは犬も猫も与えてはいけない果物で有名です。
犬がぶどうの食べ過ぎで腎臓の病気に罹ったという報告があります。
猫への安全性もしっかりとは確かめられていないため有害な可能性が高いです。
意外と忘れがちですが干しぶどうやレーズンも与えないように気を付けてください。