猫の疑問あれこれ

愛猫の健康維持のために日々のセルフチェックは欠かさずに

猫と飼い主

突然ですが、皆さんは愛猫のセルフチェックはできていますか?

人間はかすかな体調不良でも自ら市販薬でその場をしのいだり、病院に行くことで治療してもらい治癒させることも可能ですが、猫は言葉を話しませんし、自ら獣医の診察を受けることもありません。

猫は自分の具合が悪くても隠そうとする生き物ですので、自宅で行うことができる毎日の簡単な健康チェックで、必要に応じて動物病院に連れて行くなど愛猫の体調管理を飼い主が責任をもって行いましょう。

ここでは、自宅でできる簡単な健康チェックの方法をご紹介します。

簡単な猫のセルフ健康チェック方法 その1|表情や動きに注目

猫の健康チェックは毎日の行動や排泄物、グルーミング時のボディチェックで確認することができます。

最初は健康状態がどういう状態なのかわからなくても、毎日行うことで愛猫のちょっとした異変に気付くことができ、重大な病気を未然に防ぐこともできます。

次のような点に注意して愛猫をしっかりとチェックしましょう。

簡単な猫のセルフ健康チェック方法 その1|『表情や動き』

猫は普段からおとなしくほとんどの時間を寝て過ごしています。

そのため、寝ているのか具合が悪くてじっとしているのか気づきにくい時があります。

次のような、普段と少しでも違う、様子がおかしい時は、よく観察するようにしましょう。

  • いつもの時間に起きない
  • 食欲がない
  • 動きが鈍い
  • いつも以上に甘える
  • 飼い主がいても落ち着きがない
  • あくびの回数が多い
  • 体の一部をしきりに舐める

簡単な猫のセルフ健康チェック方法 その2|『排泄物』

猫は泌尿器系の病気にかかりやすく、排泄物は健康状態をチェックするのに一番良い健康チェック法です。

まずは、排泄物を4つのポイントから確認するようにしましょう。

  • 臭い
  • 回数

毎日排尿や排便の状態を確認を怠らず、血尿や軟便など明らかな体調不良の表れを見逃さないようにしましょう。

また、排尿に関しては1日以上、排便3日以上出ていないときはすぐにかかりつけの動物病院に診てもらいましょう。

簡単な猫のセルフ健康チェック方法 その3|『ボディチェック』

飼い主さんは、毎日愛猫の身体を触る習慣をつけて、まずは5つの部位に触れてチェックしてみましょう。

排尿や排便ではわからない、体の外部の異常をボディチェックで知ることができます。

ボディチェックポイント その1|【耳のチェック】

  • 耳の中に茶色い耳垢がある
  • 酷い臭いがする
  • 耳を掻く姿が頻繁にみられる
  • 回数

耳垢が酷い場合は外耳炎や、耳ダニがいる疑いがあります。

まずは、市販のイヤークリーナーなどで対処してみてもよいかもしれません。

ボディチェックポイント その2|【鼻のチェック】

  • 起きているときに鼻先が乾いている
  • 鼻水が出ている
  • くしゃみが多い

起きているときに鼻が乾燥していたり、鼻水が多い場合は鼻炎になっている可能性があります。

くしゃみも頻繁にするようでしたらすぐに動物病院に連れていきましょう。

ボディチェックポイント その3|【目のチェック】

  • 目ヤニが多い
  • 目が充血している
  • 目をかゆがる

動物病院で点眼薬をもらうことができますので、目をかゆがる仕草があるときは、目を傷つけてしまう前に診察してもらいましょう。

ボディチェックポイント その4|【口のチェック】

  • よだれが出ている
  • 歯茎が白い

茎を気にすることは少ないと思いますが、歯茎が白いと貧血症状を起こしている可能性があります。

猫の貧血は気づきにくく、放っておくと急に倒れてしまったり、動かなくなってしまいますので、毎日気にかけるようにしましょう。

ボディチェックポイント その5|【体のチェック】

猫のボディコンディションスコアを参考にしましょう。

猫は運動量が多いため、必要エネルギーに対しての摂取量が足りず、痩せ気味の子が多い特徴がありあます。

愛猫の体をすみずみまで触って確認するようにしましょう。

愛猫の様子がおかしいと感じたら

少しでも様子がおかしいなと思ったら迷わず動物病院に連れていきましょう。

また、動物病院での定期的な健康診断を受けるのもおすすめです。

獣医師による触診や、血液検査、レントゲン検査、心電図、超音波検査、尿便検査を専用の機械を使用して細部まで詳しく診てもらうこともできます。

また、日常生活の中で感じた異変についても相談できる機会でもありますので、事細かに説明できるよう、通常時と異変を感じたときの違い(食事量や排尿、排便、体温など)を記録しても良いかと思われます。

猫の薬の飲ませ方

猫に薬を飲ませるときに暴れて大変な思いをした飼い主さんも多いかと思います。

ここでは直接与える方法と間接的に与える方法を、薬の種類別にお伝えします。

猫への薬の与え方 その1|錠剤を与える

錠剤の与え方
  1. ドライフードをふやかしその中に錠剤を入れ与える
  2. 錠剤を細かく砕いてウェットフードに混ぜる
  3. 口を大きく開け喉の奥に錠剤を置き、口を押えて上向きにして飲み込ませる
  4. お気に入りのおやつの中に入れて与える

錠剤は砕いても問題ありません。

最初は砕いた錠剤をドライフードに混ぜて与えるようにし、必要に応じてウェットフードに切り替えて与えてみましましょう。

猫への薬の与え方 その2|粉薬を与える

粉薬の与え方
  1. 水に溶かしてシリンジで与える
  2. シロップに溶かして与える
  3. ふやかしたドライフードなどにふりかける
  4. 粉薬を指に付けて舐めさせる
  5. その他粘り気のあるもの(液状おやつ)に混ぜて与える

粉薬は様々なものに混ぜて与えやすい特徴があります。

最初は水に溶かしてシリンジで与えてみましょう。

薬の味が濃くて嫌がる場合は、味付きのミルクなどにまぜて与えるようにし、それでも嫌がる場合は、指に付けて強制的に舐めさせたり、ドライフードなどいつもの食事に混ぜてみましょう。

猫への薬の与え方 その3|シロップを与える

シロップの与え方
  1. ウェットフードに混ぜる
  2. ドライフードに混ぜる
  3. シリンジで口の脇からゆっくりと与える

シロップは基本的に甘いので、猫のほうから自主的に飲んでくれることが多いです。

まずはシリンジで口の脇から少しづつ与えるようにしましょう。

日頃の健康チェックが重要です

愛猫の病気に一番最初に気づけるのは飼い主さんです。

具合が悪くなってから動物病院に連れていくときには、症状が重症化している場合が多く、処置や治療に時間がかかります。

日々の健康チェックを取り入れることで、愛猫の些細な変化にも気づけることがあると思います。

愛猫の具合が良くないと感じたときは、迷わず動物病院に連れて行くようにしましょう。