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アビシニアン

アビシニアン

アビシニアン
原産国:エジプト正式名称:アビシニアン
英語表記(Abyssinian)
平均体高
オスメス共通24cm~27cm
平均体重
オスメス共通3kg~5kg
平均寿命:10歳~14歳

アビシニアンのルーツ

アビシニアンは世界で最古の起源をもつ猫と言われていますが、詳しいことはよく分かっていません。古代エジプトの壁画に描かれた猫によく似ていることから、その頃からエジプトに生息していたと推測されています。

その存在が記録として確認されるのは19世紀になってからで、エチオピアに戦争に行っていたイギリス兵が「ズーラ」と名付けた猫を連れて帰ったことから、イギリスで盛んに繁殖されるようになりました。
その経緯と、名前が当時のエチオピアの地名「アビシニア」に由来していることから、エチオピア原産であるという説も存在しますが、近年の遺伝子調査ではインド近隣に生息していた猫がルーツである可能性も出てきています。

1870年代にはイギリスのキャットショーに登場し、猫の血統管理団体(GCCF)に登録されました。その後は戦争で大幅に数を減らしましたが、戦後はアメリカやフランスで保護活動が活発化し、今では世界中で愛される人気の猫となりました。

アビシニアンの特徴

額が平らで、鼻先に向かってシュッと細くなる顔のラインが特徴的です。耳が大きく、全身も引き締まってスマートな印象を持ちます。身のこなしがバレリーナのように美しいことから「バレーキャット」とも呼ばれます。
被毛は一本の毛の中に濃い色と薄い色が入る「ティックドコート」という独特な毛色をしています。

アビシニアンの性格

基本的に穏やかで、あまり鳴くこともなく大人しい性格です。
運動神経が良く、筋肉質な体型を活かした軽いフットワークで活発に動きます。人懐っこく甘えん坊で、飼い主の後ろについて歩いたり、呼ぶとすぐにやってくることから「犬のような猫」と形容されます。
嫌な目に遭うなど機嫌が悪くなると、急に凶暴化する場合もあります。環境の変化に敏感で神経質な面もあるので、ストレスを溜めさせないことが大切です。

アビシニアンの病気や体ケアに関すること

アビシニアンは遺伝疾患を多く持っています。発症率の低い疾患がほとんどですが、一度発症すると重症化しやすい傾向にあるため、病気の兆候を早期に発見することが重要です。

全身の筋肉に力が入らなくなる「重症筋無力症」になりやすいとされ、悪化すると自力動けなくなったり、嚥下障害を起こして食事がとれないなど、徐々に弱ってしまいます。
また、遺伝性の網膜萎縮を起こす確率も高いです。網膜が薄くなる病気で、視力低下や失明の危険もあります。

歯周病になりやすいため、虫歯を予防するために定期的に歯磨きを行うなど、歯を綺麗に保つケアを行いましょう。